お仏壇のお洗濯工程

【1.分解】仏壇をバラバラにします。仏壇の本体部分は釘や金物、仕口で固定しているだけなので、バラバラにする事が出来ます。仏壇の飾り金具を全て抜き取ります。金物は仏壇の外側に取り付けてある黒っぽい色の外金物と仏壇の内部に取り付けてある金色の内金物が有ります。分解しながら、すべての金物を抜き取ります。

【2.洗浄】天気の良い日に、バラバラにした状態の仏壇を各部分の埃やススを落としながら、刷毛やタオル、たわしを使って丁寧に洗います。専用液をかけて、ススや蝋燭を取り除きます。その後すすいで日陰に干し、痛んだ所をチェックしながら作業場に取り込みます。

【3.乾燥】【4.木地直し】反り、虫喰い、大きな傷、緑青等は木材を取り替えないと直りません。
一度金具の打ってない状態で組み直し、隙間や反りを調べます。

【5.漆塗り】当社の漆は昔の仕上がりにこだわり、塗料は漆、下地は砥の粉を出来るだけ使用しています。
※当社ではウレタン仕上げは一切行なっておりません。
【6.金箔押し】金箔は金を薄くのばしたもので、金・銀・銅の含有率で1~4号色まであります。当社では1号色(純度98%)を使用しています。
【7.金具取付】
【8.蒔絵画き直し】蒔絵は、蒔絵職人により復元、又は新調します。仏壇の金具は分解の段階で2種類に分けます。
金色をした内金具と、黒っぽい色をした外金具です。内金具はメッキ工場で金メッキもしくは消メッキ(艶消し)をします。

【8.組立】一つ一つのパーツを丁寧に組立をしご自宅まで大切にお届けします。

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